アフリカは接種率が低いので感染が広がらない
- 検査も少ないのだろうが、だからこそ、コロナ禍は起きない
コロナパンデミック開始当初、アフリカは衛生状態が悪く大きな被害が出るのでは無いかと懸念する報道がありました。しかし在宅ケア医の萬田緑平医師はそうはならないだろうと2020年5月には予想しており、実際、大きな被害は出ませんでした。
またワクチンが出始めたころ、アフリカなど発展途上国へのワクチン供給が課題だという報道もありましたが、ワクチン接種していないところほど酷い結果にはなっていないというデータがあります。
グラフは、横軸が100人あたりの1〜3回目を合せた接種数となっており、ほとんどのアフリカの国は非常に低い接種率となっています。それと同時に陽性者者も死者も少なくなっています。
著者WEBサイト上では時間を遡ったり進めたりできるようになっています、このグラフを時系列で見てみるともっとよく分るのですが、陽性者が多くなったり少なくなったり激しく上下する国は右側に片寄っています。これはワクチン接種者が多い方が陽性者が急激に多くなったり急激に減ったりしていることを示しています。
「アフリカはワクチン接種が少なくてコロナ被害が少ない」と書くと「検査が少ないからだ」と批判されることがあります。これは事実なのでしょうが、だからこそ、検査しなければコロナ禍はおきないのです。
収入が低い国ほどコロナ死者が少ない
- 発展途上国にワクチン融通は不要というか迷惑
ワクチンが出始めたころ、発展途上国での普及が問題だと報道されました。しかしデータを見る限り、発展途上国にワクチン融通は不要というかむしろ迷惑です。
国民の収入が比較的少ない国の方が余りワクチンを接種していなくて、同時にコロナ被害が少ないというデータがあります。収入の高い国、中の上、中の下、低い国とで新規陽性者、死者、ワクチン接種率と並べるとこの順番になります。
アフリカにせよ、低収入の国にせよ、「ワクチン接種が少なくてコロナ被害が少ない」と書くと「検査が少ないからだ」と批判されることがあります。でも、だからこそ、なのです。検査しなければコロナ禍は起きないのです。
萬田緑平先生の予言
発展途上国のコロナ感染の動きが楽しみだ。衛生面や医療設備の遅れが致命傷に、、と言われているが。私はただの風邪論者。人が弱くなってるだけ。延命されてる人が亡くなるだけ論だ。発展途上国では衛生や医療がないが、延命もない。強いものが生き残る。免疫もある。大変な事にはならない。
— 萬田緑平 (@ryokuhei) May 4, 2020
最後に2020年5月、まだ最初の緊急自体宣言中の萬田先生の予言を載せておきます。まさにこの通りになりました。