ワクチンと超過死の相関を出すのは手段の一つ。目的は日常に戻ること

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  1. 読者の皆様は、異なる見解を御自身で読み、御自身でお考え下さい。
  2. どちらによワクチンで超過死亡を抑制できないことは明らかだから推進は止めるべき(もちろん筆者は接種で感染も死者も増えてると考えている)
  3. 仁井田氏は何を目的として、超過死亡はワクチンでが原因で無いと主張しているのか御説明頂けますか?

言論サイトアゴラで仁井田氏から御意見として『藤川賢治氏の記事「ワクチン接種が超過死亡と相関」への反論』を頂いたようなので、それに対する回答として三点だけ列挙しました。

(なお原点がズレてることやスケールに関しても「反論」なさっているが、単に全てのグラフのデータの値の最大と最小を調べ、Y軸の範囲を決めているに過ぎなく、最初からグラフを上手く重ね併せようとか逆に青と朱色のグラフのスケールを併せようとかいう意図は有りません。トレンドが見れるようにしているだけです。)

筆者にとって、ワクチンと超過死の相関を出すのは手段の一つに過ぎなく、目的は違います。目的の説明を纏めた2022年7月のブログに追記して転載、また2022年2月のツイッターでの同様の呟きを以下に転載します。時に目的を忘れてしまうことへの自戒を込めて。

P.S.

読者の皆様は、コロナ禍初期2020年5月のアゴラでの最初の拙著「コロナ騒ぎを収束させ人間らしい暮らしを今秋にも取戻す方法」も是非併せて御覧下さい。今読んでも我ながら首尾一貫、初志貫徹していると自負しております。惜しむらくは「アビガン」を「イベルメクチン」と書かなかったことです(笑)。

以下、2022年7月18日の拙ブログ に少し追記したものです。


そもそも目的はコロナ禍を抜け出し日常に戻ること

  • マスクやワクチンが有効性や害を議論することは手段であり目的では無い
  • 検査、マスク、ワクチンを推進した結果、日本の感染状況は世界平均超え
  • 対策をやめるしか無いとずっと訴えてきたし、そのための議論

そもそもコロナ禍を抜け出し日常に戻るのが目的だということをまずは言っておかなければならないでしょう。当り前のように見えて、案外、当り前でも無いのです。

よくツイッター上で、マスクやワクチンの有効性で議論になります。

筆者は有効では無いまたは害であることを示す世界中の統計データや論文を提示します。有効だとする反論してくる方は大抵は報道や政府発表を鵜呑みにしている方です。しかし中には少数ですがデータや論文を出してくる方も居ます。なる程、そういうデータ、論文、見方があるのか、と勉強になることはあります。そういう方々と幾ら議論しても有効か無効か、お互い讓ることは有りません。

では何のために議論しているのでしょうか?

私は無効もしくは害だと信じて疑ってないし、100万歩譲って有効なデータがあったとしても、無効とするデータがあるのだから、推奨するのは誤りだ、という立場です。マスクもワクチンも有害性があるのは確実なのですから。有害性が一切無いとするのは、さすがに話になりません。

ですから、ある程度議論することはよいのですが、結論は出なくても適当に切上げて

「マスクもワクチンも推奨は無しで」

でよいのです。コロナ禍を抜け出し日常に戻るのが目的なのですから。

マスクやワクチンが有効か無効かの結論を出すことを目的にしてしまうと、延々と平行線の議論をしてしまうことになり時間の無駄です。なんて偉そうなことを書いてますが、私も何度もやってしまいました(汗)。

実際に日本の感染状況は、検査、マスク、ワクチンを推進した結果、世界平均を超え酷くなっています。グラフは横軸が時間推移で 2020年から現在までを示しています。上のグラフが人口当りの新規陽性者数、下のグラフが人口当りの死者数です。日本は世界平均と比べても今や大きくなっています。状況が改善したらなんて言っていたら、いつまでたっても日常に戻れません。強い意思をもって日常に戻る選択をする必要があります。

そもそも私は2020年3月から、若者は普通に生活するしか無いとずっと主張し続けてきました。当時から何度頭の中でシミュレーションしても同じ結果にしかなりませんでした。ただし高齢者など脆弱な層やコロナが怖い方が閉じ込もるのは仕方有りません。

実際スウェーデンは若者はなるべく日常を送るという選択をしました。2020年3月にはは義務教育は閉じないことを決めましたし、ロックダウン(罰則のある外出規制)はしませんでした。もちろん何の勝算も無くこの対策を取ったわけではありません。


2020年3月には分っていた

  • 武漢での40歳未満の有症状 CFR (致死率)は 0.3%、高齢者の「1/10」
  • 義務教育を閉じたら今度は子供の学習・生活環境が破壊
  • 学校は開けるという選択肢しか無く、現役世代の社会活動の場も同じこと
  • 検査・マスク・ワクチン実質強制せずとも日常は送れるし、それでしか日常に戻れない

2020年3月には武漢での40歳未満の有症状 CFR (致死率)は 0.3%、この時点ですら高齢者の「1/10」との推計の論文が出ました[1]。

確かに0.3%はインフルエンザの0.1%(全年齢)より高いのですが、CFR は当初は高く出てしまうことが常ですし、義務教育を閉じたら今度は子供の学習・生活環境が破壊されます。それにより精神を病み、最悪、自殺に至る可能性も考えられます。ですから学校は開けるという選択肢しか無いのです。

しかし、この意見フェイスブックで繋がっている人達にはほとんど受け入れられませんでした。とにかく「学校閉じろ、自粛しろ、緊急事態宣言出せ」ばかりでした。データも論文も見ず煽り報道を鵜呑みにしてしまったのでしょう。ツイッター上で議論する人のようにデータや論文出して私の意見に反論する人は皆無でした。

スウェーデンは、若者になるべく日常を送ってもらって、そして今年の2022年2月に全ての規制が無くなり、4月からは日本人もワクチンパスポートや陰性証明無しで入れます。とっくに完全に日常に戻ってます。検査・マスク・ワクチンを実質強制のような推奨せずとも日常は送れるし、それでしか日常に戻れません。

一方で日本はいつまでも皆がマスクして、ワクチン効果を宣伝し、ちょっと感染増えたら沢山の人がPCR検査上に並ぶという状態です。いつになったら日常に戻るという目的が達成されるのでしょうね。


参考文献

  1. WU, Joseph T., et al. Estimating clinical severity of COVID-19 from the transmission dynamics in Wuhan, China. Nature medicine, 2020, 26.4: 506-510.

2022/02/27 のツイート

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