日本の陽性者が世界一位なのは、他の国が検査やめたからというのは本当か?

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まず常々「検査・マスク・ワクチン推進する限りコロナ禍が終らない」と書いてきました。検査数が多いから世界一になっているだけ、と現実から目を逸らすのででは無く、検査をやめれば不名誉な世界一でも無くなるし、コロナ禍が終ると認識しなければなりません。


そもそも日本国内だけでも、陽性者数は増えている

2022年9月22日現在、第7波が下火というニュースが出てきていますが、前の波の頂点より少し下がった程度です。今が下火なら、今が「第一波」で今まで波は無かったというべきでしょう。まず、日本国内だけでも、陽性者数は増えていて、検査も継続するから世界一という不名誉なことになった認識すべきです。


米国と日本の検査数の比較

日本の現在の人口当り検査数は他の国より確かに多いのかもしれませんが、例えば過去の米国の人口当り検査数と比較して多いということはありません。

一番目のグラフは横軸が日ごと時間推移で、縦軸が人口あたりの新規陽性者数です。 日本の方が多かったのですが、少し下がって、米国と同じくらいになっています。

二番目のグラフは縦軸が人口あたりの検査数です。Ourworldindata.org は2022年6月の途中からデータ提供をやめており、筆者はそのデータを元にグラフを描いているので、それ以降は米国のデータは表示なくなっています。しかし日本のデータは厚労省データから取得して補完してあり表示できます。日本の検査数がこれまでの米国の検査数より少ない水準だということが分ります。


米国・欧州主要国と日本の検査数・陽性率の比較

米国に加えて欧州の主要国、英国、フランス、ドイツ、イタリア、スペインとも比較します。まず今の日本の検査数は他の国の従来までの検査数よりも少ないこという同様のことがいえます。

3番目のグラフの縦軸は陽性率なのですが、陽性率の更新が終了する2022年6月までは、多くて 40%、ドイツだけが突出していて 60% 近くというところでした。日本は 8月には 80% を超えるまでになっています。これも検査の数が決して多くないことを示していると考えてよいと思います。

グラフで示されている検査数はPCRです。日本では現在、抗原検査や、そもそも検査無しでも陽性と判定している事情があり陽性率が異様に高くなっているという事情はあるでしょう。しかし検査が足りてない可能性、つまり過去の陽性率と同じくらいになるまで検査したら、もっと陽性者が増えるという可能性があるわけです。

もちろんだからこそ検査を増やせ、では無く、止めろ、ということです。症状も無いのに陽性者としてカウントして公表するのを止めるべき、とずっと言ってきているわけです。

日本の陽性者が世界一ということに対して、他の国では検査してないからだと現実逃避する人には、だから検査やめないと駄目なんだ、と言ってあげて下さい。

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